歴史・沿革
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歴史

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社名の由来

1950年、創業者である中島一郎は「中島謄写堂」を開業しました。
当時はガリ版(謄写版)を用いて、全ての印刷物を手作業で制作していました。
1954年5月には、限られた日程のなかで500ページを超える「全国能率大会論文集」の印刷を請け負うこととなり、中島は昼夜を問わずガリ版に向き合いました。
この大仕事を成し遂げたことを機に、より呼びやすい社名が望ましいと考えた中島は、社名を「ガリバン」から「ン」を取った「ガリバー印刷所」に改称しました。今でも使用されている帆船のマークは改称の後にガリバー旅行記をモチーフにしてつくられたものです。
カタカナの社名は当時としては珍しいものでしたが、「ガリバー」という名称は今日まで受け継がれています。
※「株式会社ガリバー」への正式な社名変更は1976年
・ガリ版(謄写版)とは
主に組合のビラや商店街のチラシ、学校のプリントなどの印刷に用いられた印刷方法です。
当時は簡易的な印刷として「軽印刷」と呼ばれることもありました。
まず、ロウを塗ったロウ原紙をヤスリの上にのせ、さらにその上から鉄筆で文字を書くことで、ロウ原紙に細かな穴を開けます。「ガリ版」と言う名前はこの作業でガリガリという音がすることに由来しています。
次にロウ原紙を張った木枠(または輪転機)と用紙をセットし、そこにインクを乗せてローラーにかけます。ロウ原紙に空いた穴がインクの通り道となり、下に置いた用紙に文字が印刷されるという仕組みです。
沿革
- 1950年1月
横浜市神奈川区反町に中島謄写堂として謄写印刷業を開業
- 1960年5月
タイプオフセット印刷をはじめる
- 1968年1月
ハイデルベルグオフセット印刷機を設備
- 1976年10月
株式会社ガリバーに組織と名称を改める
- 1980年2月
B2判オフセット輪転機を設備
- 1986年7月
プリペイドカード印刷をはじめる
- 1991年1月
圧着式DM製作をはじめる
- 1992年1月
横浜市鶴見区大黒町に印刷工場を建設
- 1997年11月
菊全判両面4/4色機を設備
- 2000年7月
本社を横浜市鶴見区大黒町に移転
- 2005年12月
プライバシーマーク 認定取得
- 2010年5月
モノクロオンデマンド印刷機を設備
- 5月
自動封入・圧着機を設備
- 2012年1月
株式会社高速印刷と合併
- 2013年6月
代表取締役に中島 真一が就任
- 2014年6月
カラー・オンデマンド・パブリッシングシステムを設備
- 2016年7月
高速インクジェットプリンタ(4インチ 2ヘッド 近赤外線乾燥)を設備
- 2017年2月
菊全判両面UV4/4色機を設備
- 2018年2月
菊半裁片面UV6色機 ニスコーター付を設備
- 3月
本社を横浜市神奈川区新浦島町に移転
- 2021年3月
FSC CoC認証取得