<h2 id="h05ef90ce7f">定形外郵便のサイズのルール</h2><p>同じ第一種郵便物である定形郵便との一番の違いがサイズになります。<br>定形外郵便では、サイズに応じてさらに「規格内」「規格外」の2種類に分類されます。<br>規格内の定形外郵便の最大サイズは、長辺340mm以内、短辺250mm以内、厚さ30mm以内、重さ1kg以内になります。<br>一方、規格外の定形外郵便の最大サイズは、長辺が600mm以内、長辺と短辺と厚さを合計した値が900mm以内、重さ4kg以内になります。<br>そして、規格内・規格外どちらも最小サイズは、長辺140mm以上、短辺90mm以上で、郵便物の形が円筒形の場合は長さ140mm以内、直径30mm以内になります。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/e88190165e7c4ab6ae1432546cb33c3b/item-127-01.jpg" alt="定形外郵便のサイズイメージ図" width="1280" height="1701"></figure><h2 id="h7d733cbf55">料金別納・料金後納マークのサイズとデザイン</h2><p>料金別納・料金後納マークは、定形郵便と同じく20mm～30mmと決められています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/c94b773fe71f459894bacc8aad1c1ce4/item-127-02.jpg" alt="料金別納・料金後納マークのサイズのイメージ図" width="1280" height="378"></figure><h2 id="hf8e6038145">切手および料金別納・料金後納マークの位置</h2><p>定形外郵便を送る際は、切手を貼る位置や料金別納・料金後納マークを入れる位置に決まりがあります。<br>縦型の場合は宛名面左上、横型の場合は宛名面右上が指定位置となります。<br>また、範囲は長辺から35mm、短辺から70mmとなっており、定形郵便と同じルールとなります。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/3e5ec239d96f44909be4006b8dc7b4da/item-127-03.jpg" alt="料金別納・料金後納マークの位置のイメージ図" width="1280" height="605"></figure><h2 id="h2fb5c78f84">定形郵便で送れないものは定形外郵便で発送</h2><p>定形郵便は仕上がりの形が長方形であり、加工も2mm以内のコーナー加工のみと厳しい条件があります。<br>そのため、例えば定形郵便の最大サイズよりも大きいものや正方形やハート型といった長方形以外の形、丸い穴など型抜きでくり抜いたもの、2mm以上のコーナー加工を施したものなど定形郵便やはがきの規格に当てはまらないものを郵便で送る場合は定形外郵便扱いとなります。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/fa9a904546e946f280a841cea036fab0/item-127-04.jpg" alt="定形郵便で送れない形の例" width="1280" height="491"></figure><p>そして、PP封筒を使って発送する際も、PP封筒と封入物の隙間が2mm以上ある場合は定形外郵便となります。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/822a221c0c164f30bc30ce0e4084d4f6/item-127-05.jpg" alt="定形郵便で送れないPP封筒の例" width="1280" height="556"></figure><p><a href="https://www.gulliver.co.jp/column/polypropylene-envelope/">PP封筒についての詳細はコラム074にて解説</a></p>

定形外郵便には意外と知られていないルールがあります。今回は定形外郵便の守らなければならないデザインや大きさのルールを解説します。

意外と知らない？定形外郵便のルール

<h2 id="hd1ed0235cb">オフセット印刷とは</h2><p>オフセット印刷とは、凹凸のない平らな版を用いる印刷方法です。</p><p>印刷方法にはオフセット印刷の他に、版の凸面にインキを乗せて印刷する活版印刷、版の凹面にインキを流して印刷するグラビア印刷、穴の開いた版の上からインキを流して印刷するスクリーン印刷、版を使用しないオンデマンド印刷などがあります。<br>その中でもオフセット印刷は、短時間で大量の印刷を行うことができ、書籍や広告印刷などの商業印刷で幅広く活用されています。<br>オフセット印刷には、平台印刷と輪転印刷の2種類の印刷方法があります。</p><p><a href="https://www.gulliver.co.jp/column/on-demand-printing/">オフセット印刷の仕組みについてはコラム083で解説</a></p><h2 id="hdacf893b84">平台印刷とは</h2><p>平台印刷は、先に断裁された用紙に印刷をする方法です。<br>印刷機のスタート位置に菊全判や四六半裁などのサイズに断裁された用紙を平積みし、1枚ずつ用紙を印刷機に通して印刷します。<br>枚葉印刷とも呼ばれ、用紙の厚さやサイズを変えても柔軟に対応できます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/a14d7a65018b4ac59ee32eacc68eaa8a/item-126-01.jpg" alt="平台印刷の工程イメージ" width="1280" height="567"></figure><p>数千～数万単位のロットに向いており、DMなどセグメントを行い部数を絞って発送をするような媒体に適しています。<br>また、色の再現性が高く高品質な印刷が得意なため、写真を多用するカタログなどの作成にも適しています。</p><p><a href="https://www.gulliver.co.jp/column/paper-envelope-size/">印刷用紙のサイズについてはコラム077で解説</a></p><h2 id="h7dfca09e3c">輪転印刷とは</h2><p>輪転印刷は、ロール状の用紙に印刷をする印刷方法です。<br>ロール状に巻かれた用紙を印刷機に流していき、連なった状態の用紙に連続して印刷を行い、出口部分で断裁します。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/cc34a9db1fda4237b80d54e1ac0d801f/item-126-02.jpg" alt="輪転印刷の工程イメージ" width="1280" height="567"></figure><p>平台印刷のように1枚1枚印刷機に紙を通すのではなく、1枚の長い紙に連続して印刷していくため、生産性が高く、大ロットの印刷に強い点が特徴です。<br>短時間で大量の印刷を行えるため、新聞やチラシなどの印刷に適しています。</p><h2 id="h2a20f0a6c8">平台印刷と輪転印刷の特徴</h2><p>平台印刷と輪転印刷のもっとも異なる点はインキの乾燥手順になります。<br>平台印刷は自然乾燥を基本とし、油性インキが乾くまで数時間から数日程度を要します。<br>一方の輪転印刷は、印刷後の用紙に熱風をかけ、素早く乾燥させます。<br>短時間での大量印刷に対応するため、速乾性の高い熱風による乾燥が採用されていますが、完全乾燥ではないという点と、熱風をかけたことで用紙自体がやや縮小してしまうことがあるという弱点があります。<br>また、輪転印刷は印刷できる用紙の選択肢が平台印刷よりも少なく、輪転用の用紙には別規格のサイズが設けられています。<br>そのため、用紙の種類やサイズなどに制限がかかり、特殊な紙を使った風変りな広告物や圧着糊との相性を考慮した用紙を使うDMなどにはあまり向いていません。チラシなど大量かつ短納期の印刷に適した印刷方法となります。<br>その点、平台印刷は印刷できる用紙の種類が豊富なので、用途に合わせた用紙への印刷が実現しやすいという特徴があります。</p><p>最近では、紫外線を照射することで速乾する特殊なインキを用いたUV印刷が登場しています。<br>自然乾燥や熱風による乾燥作業を必要とせず、印刷後にすぐさま折り加工や圧着加工などの工程に進めることができ、納期短縮も行うことができるようになりました。</p>

オフセット印刷には平台印刷と輪転印刷があり、今回はそれぞれの印刷方法の違いについてご紹介します。

平台印刷と輪転印刷の違い

<h2 id="h1d31e7d937">SSLとは</h2><p>SSLはSecure Sockets Layerの略称で、インターネット上のWEBサイト（＝サーバー）とユーザー（＝ブラウザ）間の通信を暗号化するセキュリティ技術で、インターネット上にあるさまざまな情報を保護する役割があります。</p><p>SSL化を行うとサーバー証明書が発行されます。このサーバー証明書にはWEBサイトを運営している組織の情報や暗号化に必要な鍵のデータが含まれており、この証明書があることで、運営組織が実在することの証明や通信の暗号化が実現できます。<br>SSL化がされているWEBサイトは、安全性が高いことをユーザーに示すことができます。</p><p><a href="https://www.gulliver.co.jp/column/personal-information-management-risk/">サーバーとクラウドについてはコラム076で解説</a></p><h2 id="ha1bff5db42">SSL化されていないサイトのリスク</h2><p>SSL化されていないWEBサイトは、第三者による傍受・データ改ざんなど悪用されるリスクがあります。<br>例えば、ECサイトなど個人情報やクレジットカード情報の入力が求められるサイトでSSL化がされていない場合、登録時に途中で通信データを傍受され、情報を読み取られる危険性があります。<br>WEBサイトを運営する側にとっては顧客情報の管理におけるリスクが発生し、万が一漏えいしてしまった場合、そこに至った原因の調査と報告、クレームへの対応、罰金や社会的信用の失墜など責任や被害が生じます。<br>そして、WEBサイトを閲覧しているユーザー側にとっても、予期せぬ形で情報が漏えいしてしまい、さらなる犯罪に巻き込まれてしまうリスクが高まります。</p><h2 id="h92dc8ef5c7">SSL化の有無の確認</h2><p>SSL化しているWEBサイトはURLの先頭が「https」、SSL化していないWEBサイトは「http」となっており、「s」の有無により判断ができます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/8f1004681d73463e861cf004bb50ef7a/item-125-01.jpg" alt="SSL化されているサイトの見分け方" width="985" height="302"></figure><p>ユーザーは、閲覧しているWEBサイトがSSL化されているかどうか、個人情報などを登録しても大丈夫かどうかを自身で判断し、リスク回避を心がけることが大切です。</p><h2 id="h52e94c1001">SEOや情報やサイトの信憑性に直結する</h2><p>個人情報やクレジットカード情報などをWEBサイト上で取り扱う際は、SSLによる通信を強く推奨します。<br>情報漏えいのリスクが少ないWEBサイトだとしても、SSL化していなければ、「この企業はセキュリティ体制が劣っている」とユーザーに思われ、信用してもらえなくなる恐れがあるため、特に企業が運営するWEBサイトは基本的にSSL化することが大切です。</p><p>さらに、SSLはSEOの評価にも影響します。<br>SEOとは、検索エンジン最適化を意味する、特定のWEBサイトを検索エンジンの上位に表示させるためにサイトの構成等を適切なものへと改善していく取り組みです。<br>Googleでは、SSL化されているWEBサイトを、「ユーザーに対して安全なWEBサイトを提供している」として、評価する方針が取られています。※2025年3月時点<br>この評価は、該当のWEBサイト全体に対して行われるもので、問い合わせフォームなど情報漏えいのリスクがあるページだけをSSL化しても適切な評価が得られないケースがあります。<br>そのため、昨今のWEBサイトは、ユーザーからの信用を得ることとSEOで適切な評価を得るために、ユーザーが閲覧する可能性のある全てのページに対してSSL化を行うことが基本となっています。これを常時SSLと呼びます。</p>

WEBサイトの安全性を証明するためのセキュリティ技術であるSSLとはどのようなものかをご紹介します。

 WEBサイトの安全性を証明するSSLとは

<h2 id="h99afdfa4a4">色彩心理学とは</h2><p>色彩心理学とは、色がもたらす人間の心への影響について研究する学問です。<br>色は人間に対して心理的作用があるとされ、その考えは紀元前から研究されていました。その後、幾度となく研究が行われ、2003年にアメリカで1つの学問として確立されました。</p><h2 id="h0e98a3a439">色が持つ心理的作用</h2><p>色は、人間にさまざまな影響を与えるとされています。</p><h3 id="hc94a8dd86b">心理的影響</h3><p>人間の暗記力や認識力に与える影響です。<br>例えば、青色には集中力を高める効果があります。暗記には青色のペンが良いという説も色彩心理学に基づいた勉強法ということになります。</p><h3 id="hd18f4afe5a">生理的影響</h3><p>人間の神経に与える影響です。<br>例えば、赤色には交感神経を刺激する効果があります。交感神経が刺激されると血行促進や脂肪燃焼といった身体的作用をもたらします。</p><h3 id="h066a6db7cb">感情的影響</h3><p>人間の感情に与える影響です。<br>例えば、緑色には安らぎをもたらす効果があります。観葉植物にリラックス効果が期待されているのは色がもたらす影響にあります。</p><h3 id="hf39a30835a">文化的影響</h3><p>人間の文化に与える影響です。<br>例えば、国によっては特定の色を神聖な色として扱う場合があり、そういった文化圏では、その色をまとうことで高貴さなどを表現することができるといった効果があります。</p><h2 id="h10c4cf67b2">色とマーケティングの関係性</h2><p>色には人間の感情や行動を引き起こす作用があるとして、色彩心理学はマーケティングにおいて重要な学問と位置づけられています。<br>色が人間に与える影響を応用することで、集客や購買を促進したり、ブランディングを行ったりとさまざまな効果が期待できます。</p><p>例えば、飲食店の企業ロゴに赤色が多く使われているのは、交感神経を刺激することによる食欲増加や購買意欲を促進する作用があるからです。<br>また、赤色や黄色は誘目性の高い色でもあるため、DMなど広告の紙面に黄色い吹き出しを取り入れて目立たせたり、強調したい部分を赤文字にすることで、ユーザーの興味を引いたり、行動を促すといった狙いがあります。<br>コラム109で紹介しているDMでは「郵便料金の値上げがある」という情報を強調するため赤色と黄色が採用されています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/e622493c682047ad8eeb56fa75af5a3b/item-124-01.jpg" alt="赤や黄色を使用したDMのイメージ図" width="985" height="378"></figure><p><a href="https://www.gulliver.co.jp/column/dm-award-2025-gold/">ガリバーの事例はコラム109で解説</a></p><p>その他、黒色には高級感を感じさせる効果があるため、プレミアム商品のパッケージやラベルに採用されることが多く、高級商材を訴求する際のDMでも黒を基調としたデザインが多く見られます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/4039216098984ead800f11557a0d017c/item-124-02.jpg" alt="赤と黒のパッケージの違い" width="985" height="378"></figure><p>このように色はマーケティングにおいて、ユーザーの心理に深く作用する重要な要素として扱われています。<br>そのため商材のブランディングや広告を行う際は、色選びも結果を左右する重要な項目となります。<br>企業や商材のイメージと合っていることはもちろん、どの情報を特に目立たせたいのか、どのような印象を持ってもらいたいのか、どのような行動を取ってもらいたいのかなど、目的を意識した配色が必要となります。</p>

色とマーケティングが密接な関係にあることを色彩心理学に基づいた理由と共にご紹介します。

色彩心理学に基づく色とマーケティングの関係性

<h2 id="hd5ad62e21c">ディドロ効果の基本</h2><p>ディドロ効果をダイレクトメールに活用する前に、この現象が消費者の心理にどのように影響を与えるかを理解する必要があります。<br>顧客が一度ある商品を購入すると、その商品と調和する、またはそれをさらに価値あるものとする他の商品への欲求が高まります。<br>これがディドロ効果の核心であり、商品をクロスセルやアップセルする絶好のタイミングとなります。</p><h2 id="h4c8eaeb423">ダイレクトメールによるアプローチ方法</h2><p>ダイレクトメールを活用したディドロ効果の利用方法は数多く存在しますが、効果的なアプローチ方法を3つ紹介します。</p><h3 id="ha26617752b">1.一貫した商品群の提示</h3><p>ある商品を購入した顧客に対して、その商品と一貫性のある関連商品情報をダイレクトメールでレコメンドします。<br>購入履歴や購入される商品の傾向から、消費者が求めている商品のスタイルやカテゴリーを仮定し、それに合致する商品を紹介することで、購入意欲を刺激します。</p><h3 id="h9fe92b33aa">2.パーソナライズされたおすすめ</h3><p>個人のECサイトの閲覧履歴などのデータを基に、顧客の購買履歴や好みを分析し、特定の顧客に最適な商品の組み合わせを提案するダイレクトメールを送ります。<br>パーソナライズされたコミュニケーションは、顧客の興味を引き購入につながりやすくなります。</p><h3 id="h6dd71da76d">3.限定オファーの提示</h3><p>関連商品を購入することへのモチベーションを高めるために、限定セールや特別割引の情報をダイレクトメールに掲載します。<br>「○○○○を購入したお客様限定」といった独占性や、「初回購入から1か月以内のご購入で15％OFF」といった緊急性を感じさせるコピーを添えることで消費者の決断を促します。</p><h2 id="hf631d18d05">ダイレクトメールのデザイン</h2><p>ディドロ効果を最大化するためには、ダイレクトメールのデザインも重要です。<br>明瞭で魅力的な画像と、簡潔ながらも説得力のあるテキストを組み合わせ、顧客の注意を引けるようにします。また、商品同士の関連性を直感的に理解できるようにすることが、購入に至るプロセスをスムーズにします。</p><p>ディドロ効果を活用することにより、顧客の関心を深め、購入率やレスポンス率、F2転換率の増加に貢献し、結果、顧客との関係強化に繋がり長期的なロイヤリティを構築することができます。</p>

購入した商品の関連商品も購入したくなるディドロ効果を活かしたDM戦略について解説します

購入した商品の関連商品も購入したくなる ディドロ効果を活かしたDM戦略

<h2 id="hc72474a634">バリューチェーン分析とは</h2><p>バリューチェーン分析は、企業の活動を価値創造プロセスの観点から見直す手法です。<br>商品やサービスが顧客に届くまでの段階を細分化し、各ステージでのコストと価値を評価します。</p><p>この分析を通じて、企業は競争優位を生み出す核となる活動を特定し、不必要なコストの削減や、差別化を図ることが可能です。</p><h2 id="h10a56c853e">DM制作におけるバリューチェーン分析の応用</h2><p>DM制作の過程にバリューチェーン分析を適用することで、複数のメリットがあります。</p><h3 id="hff078edf5c">1.ターゲットの特定とセグメンテーション</h3><p>DMの効率を高めるためには、受取人が真に関心を持ち、反応する可能性が高い内容を提供することが不可欠です。バリューチェーン分析を通じて、顧客データベースを詳細に分析し、受取人の好みや興味に合致するセグメントを精密に定義することができます。</p><h3 id="h82c24785eb">2.コンテンツの最適化</h3><p>DMの内容は、受取人に直接訴えかけるべく精緻に構成する必要があります。<br>これには、マーケティングメッセージの鮮明さや説得力だけでなく、デザインの魅力も含まれます。<br>バリューチェーン分析を用いて、これらの要素のいずれが最大の価値を提供し得るかを評価することができます。</p><h3 id="h5f224e7260">3.効率的な配送と追跡</h3><p>DMの配送プロセスにも改善の余地はあります。<br>バリューチェーン分析によって、配送コストを最小化しつつ、追跡と分析が容易な方法を選択することができます。これには、配送のタイミングや発送方法の選択（郵便・ゆうメール・その他発送サービス）、頻度の最適化、さらには反応率の高いセグメントに焦点を当てた施策の実施も含まれます。</p><h3 id="h34d6258160">4.反応率の分析と改善</h3><p>DMキャンペーンの成功は、その反応率によって測られます。バリューチェーン分析は、返信用のフォーム設計から顧客データの再分析まで、反応率を高めるためのさまざまなステージを明らかにします。<br>この過程で得られた結果から、次回以降のキャンペーンにおける改善点を見出すことができるためPDCAサイクルを回すための根拠にもなります。</p><p></p><p>DM制作におけるバリューチェーン分析の活用は、単にコストの削減を目指すだけでなく、DMの各段階における価値を最大化することにも焦点を当てています。</p><p>マーケティング活動は顧客との関係を深め、長期的なビジネス価値を創出することが最終目的です。バリューチェーン分析を通じて、この目的達成に向けた戦略的かつ効率的なアプローチが可能になります。</p><p>ガリバーでは企業が行う、企業と企業、企業と人を結ぶコミュニケーションを伴走するために様々な分析や多角的な視点からのご提案をしております。<br>予算の見直しや効果の最大化などの課題がございましたらお気軽にお問い合わせください。</p>

自社の強みや弱みを把握し競争優位性を高めるバリューチェーン分析のDM活用法について解説します。

強みや弱みを把握し競争優位性を高める　バリューチェーン分析のDM活用法

<h2 id="hd1b993748f">モアレ現象とは何か</h2><p>モアレとは、細かいパターンが重なり合った時に現れる規則的な縞模様のことを指します。</p><p>WEBミーティングの際に、ボーダー柄やチェック柄のワイシャツを着ている人がモヤモヤして見えることがあると思います。それもモアレです。</p><p>特に印刷では画像やテキストが小さなドット（点）で構成されているため、意図せずにモアレパターンが発生しやすくなります。この現象は見た目の品質に悪影響を及ぼし、最終的な印刷物の完成度を損ねることになります。</p><h2 id="h4c3b01d891">モアレを起こさせないための方法</h2><h3 id="h3dcc1111c0">1. 解像度とスクリーン角度の調整</h3><p>印刷における基本的な解決策の1つは、画像やドットの解像度を適切に調整することです。<br>一般的に使用する画像が高解像度であるほど、モアレのリスクは低下します。</p><p>またカラー印刷においては、各色のスクリーン角度を適切に調整することが重要です。CMYK印刷では、それぞれの色を異なる角度にすることで、モアレの発生を抑えることが可能です。</p><h3 id="h27590a0fc9">2. 適切な画像処理ソフトウェアの利用</h3><p>市販されている多くの画像処理ソフトウェアでは、モアレ現象を軽減するための機能が提供されています。<br>これらのソフトウェアを利用して、画像を前処理することで、印刷時にモアレが発生するリスクを低減できます。特に、解像度変換やノイズの低減、スクリーン角度の調整などの機能が有効です。</p><h3 id="h4333dd8c65">3. 高機能高品質な印刷機材の利用</h3><p>印刷機材の技術進化により、現代の印刷機はモアレ現象を軽減するための様々な機能を備えています。高品質な印刷を行うためには、これらの最新機材の利用を検討する価値があります。特にデジタル印刷機では、より細かいドット制御が可能であり、モアレの発生を防ぐための高度な技術が導入されています。</p><h2 id="h56733fa1a6">モアレを体験</h2><p>以下の画像は横に並んだ複数の線の上に、斜めに並んだ複数の線が重なっている画像です。<br>PCやスマホの環境や性能によって見え方は異なりますが、本来は存在しない白い線や黒いギザギザ模様が見えたのであれば、それがモアレです。<br>※画像をスクロールするとよりわかりやすくモアレを体験できます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/6cfab8b0fb214e80bc9252daf7f868cc/%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8.jpg" alt="" width="567" height="302"></figure>

印刷物の質を左右するモアレの対策について解説します。

印刷物の質を左右する！　モアレ対策

<h2 id="hd36a1a9a5e">パッケージセルとは</h2><p>パッケージセルは、関連性の高い複数の商品やサービスをセットにして販売する手法を指します。</p><p>この方法の最大の特徴は、顧客のニーズや問題解決を1つのパッケージとして提供することにより、購入意欲を促進する点にあります。<br>また、顧客にとっても複数の商品やサービスを一度に手に入れることができるため、便利であるというメリットがあります。</p><h2 id="hd9eda8e4ab">クロスセルとの違い</h2><p>一方、クロスセルは、顧客が興味を持っている商品やサービスに加えて、関連する別の商品やサービスを推薦し販売する手法です。</p><p>こちらは、顧客が本来の目的である商品を選ぶ過程で、追加の商品やサービスを購入することを促すアプローチです。<br>パッケージセルがセット販売に重点を置いているのに対し、クロスセルは個別の商品やサービスを追加する形で顧客の購買を促します。</p><h2 id="h3c4bc91103">DMでの活用法</h2><p>DMを活用したパッケージセルの推進にはいくつかのポイントがあります。</p><p>まずは顧客の購買履歴や関心があった商品を分析し、その顧客にとって魅力的なパッケージを設計することが重要です。<br>例えば、旅行好きな顧客に向けて、旅行必需品や地図、ガイドブックなどを含んだトラベルパッケージを提案することなどが挙げられます。</p><p>次に、DMを通じてそのパッケージの価値を明確に伝える必要があります。<br>顧客がなぜこのパッケージが自分にとって有益なのか、どのような問題を解決してくれるのかを理解できるようにすることがポイントです。</p><p>さらに、限定オファーを加えることで購買意欲を高めることも効果的です。<br>DMでパッケージを購入する際の特典や割引、追加サービスなどを提示することで、顧客の行動を促すことができます。</p><h2 id="h714f1b5293">パッケージセルの注意点</h2><p>パッケージセルで注意すべきなのは、<strong>顧客にとって魅力的で、顧客が納得でき、顧客が選択できるパッケージになっているか</strong>という点です。<br>顧客が望む商品を手に入れるために、必要のない商品も買わなければならない状況を作ってしまうと抱き合わせ販売となり、独占禁止法違反となります。<br>例えば、人気商品と売れ残りの不人気商品をセットで販売するなどです。</p><p>パッケージセルは、適切な活用により、顧客の満足度と成果を同時に高めることが可能です。</p><p><br>ガリバーでは顧客ごとに異なる商品をバリアブル印刷でレコメンドする事が可能です。パッケージセルやバリアブル印刷に関するご質問などがございましたらお気軽にお問い合わせください。</p>

顧客のニーズや問題解決を1つのパッケージとして提供できるパッケージセルについてご紹介します。

顧客のニーズや問題解決を1つのセットとして提供できる　パッケージセルとは

<h2 id="h241b807a46">バーナム効果とは</h2><p>心理学の概念であるこの効果は、誰にでも当てはまる一般的な記述が自分にだけ当てはまるかのように感じる現象を指します。<br>マーケティングや広告の分野では、この効果をキャッチコピーで上手く活用することが、商品やサービスへの強い関心を引き出す重要な手段になります。</p><h2 id="hf2b2d4dfd1">バーナム効果を活用したキャッチコピーの魅力</h2><p>キャッチコピーは、消費者の注意を引き、興味を喚起し、行動を促すための短くも力強いメッセージです。</p><p>バーナム効果を利用したキャッチコピーは、広い範囲のお客様に共感を呼び、それぞれにパーソナライズされたメッセージのように感じられます。</p><p>このアプローチはDMを受け取った消費者が自身と関連づけしやすく、自分ごと化しやすいため、ブランドへの好感度や信頼性を高め、最終的には購買意欲の向上に繋がります。</p><h2 id="h38e0571a0c">バーナム効果を用いたキャッチコピーの作成方法</h2><h3 id="h9342737706">①汎用性のある言葉を選ぶ</h3><p>できるだけ多くの人々が自分事として捉えられるような、汎用性の高い表現を選びます。</p><h3 id="hc7730cc370">②感情に訴えかける</h3><p>購買行動は感情に大きく左右されるため、共感や憧れ、安心感のような正の感情を喚起する文言を取り入れることが重要です。</p><h3 id="h6d98bf7595">③簡潔さを保つ</h3><p>キャッチコピーは短くてインパクトがあり、記憶に残るものであるべきです。そのため、できる限りシンプルで直接的な文言を選びましょう。</p><h2 id="h694f852afd">バナーム効果を活用したキャッチコピー例</h2><p><strong>・あなたの○○○○なお悩みを解決します</strong></p><p><strong>・苦手な朝が得意になる</strong></p><p><strong>・今の保険に満足していますか？</strong></p><p><strong>・そろそろ買い替え時…と思ったら！</strong></p><p><strong>・今からでも遅くない！</strong></p><p>一見シンプルなキャッチコピーですが、消費者が抱える悩みを解決するサービスの告知であることを伝えることができます。</p><p>これらのキャッチコピーに共通するポイントはメリットではなく、ベネフィットで考えることです。<br>メリットとベネフィットの違いについては野菜を例にすると下記のようなイメージです。<br>●メリット：糖度が高く、甘くておいしい野菜です。<br>●ベネフィット：野菜が苦手な方でもおいしく食べられます。</p>

思わず自分ごと化してしまうバーナム効果を活かしたDM戦略についてご紹介します。

思わず自分ごと化してしまうバーナム効果を活かしたDM戦略

<h2 id="hf176fbb5d6">ノベルティとは</h2><p>ノベルティとは、企業がプロモーション用に無料で配布するグッズを指します。<br>多くのノベルティグッズには企業ロゴや商品・サービスの名前が印刷されています。</p><h2 id="h9f812064f4">マーケティングにおけるノベルティの効果</h2><p>ノベルティの配布は、マーケティング戦略において効果的な手段の1つであり、主に認知向上とイメージアップに用いられます。</p><p>ノベルティを配布する場面は多くあり、例えば展示会でのノベルティ配布は新規獲得を主な目的としている企業にとって効果的な手法となります。<br>ノベルティをお渡しすることで来場者との接点を生むことはもちろん、持ち帰ったノベルティを見て展示会で立ち寄ったブースを思い出すきっかけに繋がるなど、ノベルティ1つがその後の商談が大きく広がる可能性を秘めています。<br>また、飲食店や小売店の店頭でノベルティを配布することで来店を促したり、営業先でノベルティを配布することで企業や担当者へのイメージアップに繋がる効果なども期待できます。</p><h2 id="hae1035be93">ノベルティを選ぶポイント</h2><p>ノベルティを選ぶ際は、初めに目的を考えます。<br>企業名や商品・サービス名を知ってもらいたいのか？イメージアップを図りたいのか？などノベルティを配布することで果たしたい目的を決めます。</p><p>次に、ノベルティを配布するターゲットを考えます。<br>展示会など不特定多数の来場者へ大量に配布する場合、用意するノベルティの数も多くなることから、比較的安価でかつ誰でも使える、実用性の高いボールペンや衛生用品のウェットティッシュといったグッズに絞り込むことができます。<br>一方で、小売店などでターゲット層が明確な場合は、そのターゲット層にあったグッズを選びます。例えば、ターゲット層が女性ならハンドミラーやミニポーチなど普段使いしやすく、小さなカバンでも邪魔にならないサイズのものを選ぶことで、ターゲット目線に立った喜ばれやすいグッズを配ることができ、企業や商品・サービスに対してのイメージアップにも繋がりやすくなります。<br>また、うちわやカイロなどの季節物も、受け取る方がその時求めていたものを渡せる可能性が高いため好印象を与えやすく、さらにうちわなど手に持つアイテムなら企業ロゴや商品・サービス名を印刷することでノベルティ自体が広告となってさらなる認知拡大に繋がりやすくなります。<br>ノベルティに企業ロゴや商品・サービスの名前を印刷することは、ノベルティをお渡しした方だけでなく、さらにその周囲の方々への宣伝が期待できます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/2b7799cfe85449a4b422046f65374bf8/item-117-01.jpg" alt="ノベルティイメージ写真" width="985" height="491"></figure><p>目的とターゲットを決めた後は、予算と期間を考慮しながら必要な数量を決めていきます。</p><p>ノベルティにはさまざまな種類があります。<br>自社や商品・サービスのイメージに適したものであることはもちろん、目的やターゲットも意識することが、マーケティングにおけるノベルティ選びにおいて大切なポイントとなります。<br>そして、受け取って嬉しいものや実用性の高いものは、企業に対する印象が好意的になりやすいだけでなく、その後もお渡ししたノベルティを使ってもらいやすくなり、人から人へ宣伝が広まるきっかけにもなります。</p>

展示会や店頭などさまざまな場面で利用されるノベルティについてご紹介します。

マーケティングにおけるノベルティの効果と選ぶ際のポイント

<h2 id="haa3ababbdd">デジタルスタンプラリーとは</h2><p>デジタルスタンプラリーとは、台紙やハンコを必要としないモバイル端末完結型のスタンプラリーです。<br>スタンプの獲得方法には、QRコードの読み取りやGPSを使った位置情報での取得などさまざまな方法があり、また実施エリアの制限もありません。</p><h2 id="hb8dda54ed3">デジタルスタンプラリーの特長</h2><h3 id="hcd121e5025">紙の台紙を使用しない</h3><p>デジタルスタンプラリーは、紙の台紙やハンコを必要としません。参加者の増減による台紙の増刷・廃棄もなくなるため、予算管理がしやすくなります。<br>また、台紙を配布・回収する人、ハンコの設置台の管理といった人員を減らすことができるので、人件費の削減にも繋がります。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/f7f08175a0c94ecebeb8569f24aed19f/item-116-01.jpg" alt="スタンプラリーで台紙や人員を削減するイメージ図" width="985" height="378"></figure><h3 id="h7ac330d336">自動集計が可能</h3><p>紙のスタンプラリーの場合、参加者数の集計やスタンプラリー達成の有無の確認などを人の手で行う必要がありますが、デジタルスタンプラリーであれば、それらの集計・確認を全て自動で行うことができます。<br>さらに、スタンプを取得した順番や数を確認することで、ユーザーの行動を分析することができるため、次回の開催に向けた改善点の見直しなど新たなマーケティング施策に活用することもできます。</p><h3 id="h1643e9f743">デジタルメディアとの連携</h3><p>デジタルスタンプラリーなら、画面内にシェアボタンを設置して参加状況をSNSで拡散してもらうなど他のデジタルメディアとの連携が行えます。<br>また、これまで通り引換所などで景品をお渡しすることもできますが、景品をデジタルギフトにすることで、ユーザーはスタンプラリー参加から景品の獲得まで全てモバイル端末で完結することができます。<br>他にも、スタンプ取得数に応じて景品を豪華なものにしたり、当選数を増加させる、クーポンを配布するなど購買を後押しする機能を持たせることができます。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/1ed020762a7d49829d4620bf130c80f1/item-116-02.jpg" alt="スタンプラリー画面イメージ" width="985" height="378"></figure><h2 id="hf249fb19a8">ガリバーのデジタルスタンプラリー</h2><p>ガリバーでは、QRコードを活用したデジタルスタンプラリーを開発・運用しています。<br>ガリバーのデジタルスタンプラリーは、ご契約ごとに専用のデータベースを用意して作成するため、企画やご要望に沿ったカスタマイズができるサービスとなっています。<br>ブラウザ完結型の仕組みなので、ユーザ一はアプリをインストールする必要がなく、企業とユーザーのどちらもストレスなく利用することができます。</p><p><a href="https://www.gulliver.co.jp/stamprally/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">スマホでめぐるスタンプラリーについてはこちら</a></p><h2 id="hb5c2d6e3cb">デジタルスタンプラリーの活用例</h2><p>デジタルスタンプラリーは、ショッピングモールやデパートといった商業施設、飲食店はもちろん、ライブや展示会といったイベント会場などさまざまな場面でご活用いただけます。</p><p>デジタルスタンプラリーを活用することで、ユーザーの回遊率を上げることができます。<br>例えば、棟が複数ある商業施設なら、棟ごとや階ごとにチェックポイントを設けたり、飲食店なら系列店別にチェックポイントを設けることで、これまで行ったことのなかったエリアや店舗に足を運ぶきっかけを作ることができ、複数の店舗を回ってもらいやすくなります。<br>また、クーポンなどを付与することで、達成感や購買意欲を刺激して、店舗利用を促す効果も期待できます。</p><p></p>

景品付与や参加者情報の集計まで全てWEB上で完結するデジタルスタンプラリーについてご紹介します。

ユーザーの行動を促して販促に繋げる デジタルスタンプラリーとは

<h2 id="h7688ce6df5">ポスティングとは</h2><p>ポスティングは、無宛名DMやチラシといった広告物を各家庭や企業の郵便受けへ直接配達するマーケティング手法の1つです。<br>ポスティングで配達する広告物には宛先情報が印字されていないため、配達先はエリアを指定したり、ポスティング業者の独自リストを用いたターゲティングにより決定します。</p><h2 id="hbbbc1f7c6f">ポスティングの強み</h2><p>ポスティングの最大の強みは新規顧客の開拓です。<br>郵便物などを送る際は、住所や名前などの宛先情報が必要となりますが、ポスティングは宛先情報なしで広告物をユーザーに届けることができます。そのため、これまで接点のなかった新規のユーザーに対してもアプローチができ、認知拡大や購買意欲を刺激するきっかけを作ることができます。<br>また、WEB広告などユーザー側からのアクションを待つプル型広告と異なり、ポスティングは企業側からアクションできるプッシュ型広告である点も強みの1つです。インターネットが普及している現代において情報が飽和する中、形のあるモノとしてユーザーの手元に情報を直接届けることができる点は、DMと同じく大きな強みといえます。</p><h2 id="h4b2e384017">目的とターゲットを明確にする</h2><p>ポスティングを請け負う企業は、日本郵便や大手運送企業、地域密着型の中小企業に至るまで選択肢が幅広くあり、価格帯も依頼先やサービス内容に応じて変動します。<br>そのため、ポスティングを依頼する際は、サービスを選ぶ前に目的とターゲットを明確にすることが大切です。</p><p>例えば、飲食店やガソリンスタンドなどの新店舗オープンの広告を実施する場合、目的は認知拡大と来店誘致となります。新店舗への来店が最も見込める層は店舗の近隣に住まう方々や企業となるため、新店舗を中心とした半径数km圏内に位置する町丁目を指定エリアとしたポスティングが有効となります。<br>また、自動車ディーラーやホテルなどでファミリー層や富裕層などをターゲットとした広告を実施する際は、独自リストで世帯構成や職業などの絞り込みが行えるサービスを活用したポスティングが効果的となります。</p><p>ガリバーでも、配達先の条件をセグメントできるクロネコエリア便ピンポイントダイアログというサービスを活用したDMを実施した実績があります。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/f554d0c1b00a4cc7b54740259fcd00e7/96c7b3bf7bce41f08bdef5a533e26963/item-115-01.jpg" alt="高級優良老人ホーム事例イメージ" width="985" height="454"></figure><p><a href="https://www.gulliver.co.jp/column/case-study-2/">高級優良老人ホーム運営企業様の事例はコラム033で解説</a></p><p>その他にも、エリアの指定ではなく、マンション指定による配達が可能なタウンプラスというサービスを活用して、マンション売買やリフォームのDMを送るといった活用方法もあります。</p><p><a href="https://www.gulliver.co.jp/column/townmail_townplus/">タウンプラスについてはコラム114で解説</a></p><p>ポスティングは、幅広いターゲット層に対してアプローチができます。<br>目的とターゲットに適したポスティングサービスを選択して効果的な広告を実施することで、希望するターゲット層に対する認知度向上や新規開拓に役立つマーケティング手法として活用することができます。</p>

幅広い層に向けて広告を展開できるポスティングについて、どのような強みがあるのかをご紹介します。

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