今回は、視認性を高める蛍光インキについてご紹介します。
蛍光インキとは
印刷用のインキには、カラー印刷に使用されるプロセスインキ(CMYK)以外にもさまざまなインキがあります。
例えば、プロセスインキだけでは表現できない色を表現するために用いる特定の色で調合された特色インキ、金銀など光沢感のある色を表現するメタリックインキ、紫外線に強く退色しにくい耐光インキなどがあり、その中の1つに蛍光インキがあります。
蛍光インキとは、特色インキと同様、プロセスインキでは表現できない蛍光色を印刷することができ、鮮やかな色彩を放つインキです。
蛍光インキの特長
人の目で認識できる色の領域を可視光と呼び、紫・藍・青・緑・黄・橙・赤の光を色として認識しています。紫外線や赤外線はその可視光の領域外にあたるため人の目では認識することができません。
ですが、蛍光インキは、人の目で認識することができない紫外線を吸収して人間が認識できる光の色に変換して発光することができます。
そのためプロセスインキでは表現できない鮮やかな色を表現でき、また日光や紫外線を受けることで、より一層発色が強くなることから、視認性を高める特長があり、限定感や特別感の演出にも効果的です。

蛍光インキの種類
蛍光インキには色のパターンがいくつかあります。
代表的な色として蛍光ピンク、蛍光イエロー、蛍光グリーンが挙げられます。
これらの蛍光インキは視認性が高く、ポスターやPOPなどの広告、商品のパッケージデザイン、DMなどで目を引く表現をしたい時に活用できます。
また、昼間の明るい場所や夜道などの暗い場所でも目立つため、安全対策や注意喚起、目印として蛍光インキを使うケースもあります。
そして、色の違い以外にも、インキの乾燥方法の違いでUVインキと油性インキの2種類に分けられます。
UVインキは、紫外線を照射させることで瞬時に乾くのに対し、油性インキは自然乾燥のため乾燥までに長い時間がかかります。
ガリバーの推し色ノート
ガリバーでは、プロセスインキのマゼンタを蛍光ピンクに、イエローを蛍光イエローに変更して印刷した推し色ノートという製品を作成しました。
油性インキで印刷すると擦れて手にインキが付いてしまう可能性があるため、推し色ノートでは速乾性のあるUVインキを使用しています。
推し色ノートを作るに至った理由
昨今、多様化する推し活に着目し、紙で作成できる推し活グッズを企画したことがきっかけです。
推し活グッズの企画を考えるにあたって、推し色をテーマとしたグッズを作成しようと考えました。
紙で作成できるかつバリエーション豊富に展開しても違和感がないもの、そして作成した推し活グッズを展示会で配布するため、ビジネスの場でも使用できるものを考えた際に、ノートなら公私問わず使用していただけるのではと考え、推し色ノートを作成しました。
弊社女性スタッフより「原色よりパステルカラーの方が使いやすいのでは」という意見をいただき、蛍光インキを使ってさらに淡い雰囲気のパステルカラーに仕上げました。
また、これまで蛍光インキとオーロラエンボスを組み合わせたことがなかったため、推し活グッズを機に新しい表現に挑戦してみました。

推し活グッズのサンプルもお送りできますので、お気軽にお問い合わせください。
最後に
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
この記事の詳細やDMサンプル、成功事例などお気軽にお問い合わせください。








