今回のコラムは045でご紹介した【DMの6つの機能】の続きとなります。
コラム045では、アメリカのDM研究家ヘンリー・ホーク氏により提唱されたDMが持つ6つの機能について、過去にご紹介した事例やデザイン面など効果的な使い方とともにご紹介しました。
今回は、その6つの機能に追加すべき7つ目の機能についてご紹介します。
なぜ7つ目の機能ができたのか?
今回6つの機能に1つ加えたワケは、モバイル端末の普及や、国内トップシェアのスマホであるiPhoneのiOS11(通常のカメラでQRコードのスキャンが可能となった)が公開された事により、QRコードの利用もさらに広がり、DMにQRコードが掲載されることは当たり前となった為です。
今では弊社で印刷する91%のDMにQRコードが掲載されており、これまで必須だったはがきなどのレスポンスツールから、QRコードのみをレスポンスツールとして活用するDMも増えております。
ということで前回ご紹介した①~⑥の続きとして⑦のご紹介します。
⑦WEBサイトへ誘導する
DMは興味を持たせる為に気付かせる媒体、WEBサイトは興味を持った方に情報を伝える待ちの媒体と言えます。どれだけ素晴らしいWEBサイトを作っても、来訪してもらえなければ意味がありません。
もちろんWEB広告でも訴求する事は可能ですが、バナー広告など小さなスペースで訴求しなければならなかったり、ターゲットとなるユーザーにリーチできなかったり、動画広告の場合はスキップボタンを押すことだけに注力していたりと、広告が表示されているだけで見てもらえているとは限りません。
なぜWEBへ誘導するためのDMを実施するのか?
WEB誘導を目的とするDMを実施する理由として下記のようなものが挙げられます。
- ネット広告の為に作成した充実したランディングページを流用したい。
- 作成したランディングページにマッチするお客様をセグメントしDMでお知らせしたい。
- WEB広告での集客が上手くいかなかった。
- せっかく作ったランディングページにアクセスが少ない。
- WEB上での訴求方法に自信があるので、WEBへの集客手段としてDMを使いたい。
- DM限定オファーに、より特別感を感じてもらう為、QRコードだけを掲載したDMを実施したい。
このように興味を持たせる為にDMが使われる一方で、はがきなどDMからのレスポンスを可視化するツールがない為、どれだけの成果(DMからアクセス者数)に繋がったのかがわからないという課題がありました。
この課題に対し、DM専用のURLを発行し、その専用URLへのアクセス=レスポンス数としてグーグルアナリティクスを利用して可視化している企業もありました。
しかしグーグルアナリティクスではDM全体からのアクセス数は集計できるものの、誰からのアクセスなのかアクセスした個人を特定する事はできなかったため、DM発送後のフォロー面で課題がありました。(アクセスした人にアウトバウンドテレマーケティングをするなど)
アフターフォローや今後の施策のセグメント条件に加えるなどを行わない場合は上記の方法等でも問題ありませんが、WEBサイトへ来訪した方を特定しアフターフォローの効率化や、次回以降の施策のターゲティングに反映する場合は、弊社のOne to One logがオススメです。
QRコードを活用して見込み顧客を可視化
これまでご紹介してきたコラムでは、037がWEBサイトへアクセスした個人を特定し効率的にアフターフォローを行った事例となります。
WEB誘導に限らず、コラム045でご紹介してきた6つの機能を持たせたDMの場合でも紙面に小さく掲載した特設サイトやHPなどへのアクセスを可視化する事で、はがきなどのレスポンスの有無でしか判断できなかったDMをより細かく分類する事ができます。
- レスポンスがあり、特設サイトにもアクセスがあった方
- レスポンスはあったが、特設サイトにはアクセスがなかった方
- レスポンスはなかったが、特設サイトにはアクセスがあった方
- レスポンスがなく、特設サイトにもアクセスがなかった方
の4つに分ける事が可能となりました。
中でも3.のレスポンスはなかったが、特設サイトにはアクセスがあった方を見込み顧客として次回以降の施策を行う事で効率的な引上げが可能となります。
誰をWEB誘導できたのかが明確になる点、レスポンスの無かった方を細分化できる点から、One to One logはQRコードが掲載されるDM全てにオススメできるサービスです。
長くなりましたが、コラム045でご紹介した「DMが持つ6つの機能」にWEB誘導を加えた下記の7つがDMが持つ機能となります。
DMが持つ7つの機能
- 見込み客を目的の場所に連れていく
- PRやイメージの向上
- 営業パーソンを支援し、より効果的な(パーソナルな)関係を作り出す
- 見込み客の行動の確保
- 郵便によって現実の注文を取る
- リサーチ及び市場調査
- WEBサイトへ誘導する
今後もIT技術の進化などによってDMの価値や機能は変わっていくと思います。
ガリバーでは時代に合ったDMの使い方、お客様のニーズに合ったDMの使い方をご提案させていただきます。
最後に
前編の6つの機能はコラム045、4つのタイプはコラム044になります。
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
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