今回は、マーケティングで活用できるザイオンス効果についてご紹介します。
ザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは、身の回りで起こっている心理学の原理の一つであり、同じ商品や情報などを頻繁に目にすることで、もともと関心がなかった商品や情報であっても、好意や興味が高まる心理的効果を指します。
別名、単純接触効果とも呼ばれ、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスにより発表された心理学理論です。
ザイオンス効果の特徴
人は初めて目にするもの聞くものに対し警戒心を抱きますが、何度も繰り返し接触することで警戒心が和らぎ、親しみを覚え、いずれ好意を持つようになります。
ザイオンス効果は単純接触の回数に比例し、人やモノ、コトはもちろん、味や匂いにまで効果を及ぼすとされています。
注意点
ザイオンス効果を活用する際に、注意するべき点が2つあります。
1つ目は、元の印象によっては、接触回数が増えるとさらにネガティブな印象を与えてしまう可能性があるということです。
ザイオンス効果を最も発揮すると考えられているタイミングは、良くも悪くも印象がない時です。
すでにネガティブな印象があるものに対して、複数回接触してしまうとさらにネガティブな印象をもたらしてしまいます。
最初の印象によって、ザイオンス効果を活用できるか見極めることが大切です。
2つ目は、過剰な接触は逆効果であるということです。
ザイオンス効果は、複数回接触することで効果を発揮しますが、接触をしすぎると逆効果にも繋がります。
効果を発揮する可能性がある接触回数は、10回がピークと言われています。
10回以上の接触は効果を発揮する可能性が低く、かえって相手にネガティブな印象を与えてしまう可能性があるので、接触回数を増やしすぎないことが大切です。
DMでの活用方法
ザイオンス効果は、あくまで適切な頻度で接触した場合に有効に働きます。
過度に送ると逆効果(スパムとして扱われる)になることもあるので、タイミングがとても重要です。
たとえば、キャンペーン案内や、新商品の情報、毎月のニュースレターを月に1回定期的に送ることで、顧客に「定期的に届くものだ」と認識され、ブランドの認知度と好感度が増します。
商品を購入した翌週にお礼DMを送り、1か月後などにフォローDMを送ることで、フォロー体制のアピールにも繋がります。
ザイオンス効果をダイレクトメールに活用する目的は、繰り返しの接触を通じて顧客の好感度を高めることとなります。
最後に
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
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