今回は、印刷物のデザインとWEBデザインでどのような違いがあるのかをご紹介します。
印刷物のデザインにはサイズの制限がある
印刷物のデザインは、仕上がりサイズに応じてデザインできる範囲に制限があります。
一方で、WEBデザインは、PCやスマートフォンなど媒体ごとに横幅の制限はあるものの、縦幅に関しては制限がありません。
しかし、長すぎるページだと途中で離脱されたり、目的の記事が見つけられないなどユーザーのストレスに繋がる可能性があるため、縦幅も長くなりすぎないように注意が必要です。
色やフォントの表現方法が異なる
多くの印刷物は、色の三原色と黒色(CMYK)で構成されたプロセスカラーで色を表現します。一方、ディスプレイ上で表示されるWEBサイトなどは光の三原色(RGB)で表現されます。
また、フォントについては、印刷物ならさまざまなフォントを使用できますが、WEBサイトではユーザーが使用しているPCなどの媒体内にあるフォントで表示されるため、ユーザーのデバイスにないフォントで作られたデザインの場合、他のフォントで代用されてしまいます。
昨今では、GoogleフォントなどのWEBフォントが主流で使われていますが、それでも表現できるフォントは限られるため、印刷物の方がフォントの表現幅は広いと言えます。
使用する画像データの解像度が異なる
画像データは解像度の高さで鮮明さが変わります。
印刷物の解像度はdpi(ドット・パー・インチ)という単位で表し、ディスプレイで見る画像データの解像度はppi(ピクセル・パー・インチ)という単位で表します。
WEBサイトで使用する画像の解像度は72ppiあれば問題なく表示できるとされていますが、印刷物で使用する画像の解像度は300dpi以上必要とされています。
印刷物の画像の見た目を良くするためには初めから解像度を高めに設定した画像を使ってデザイン制作する必要があります。
WEBデザインでは動きを意識する
印刷物は、印刷をしたらそれ以降デザインに変更を加えることはできません。
一方、WEBサイトはスクロールやカーソルなどの動作に応じて画像の表示や色を変化させるような動きを付けることができます。これにより、ユーザーの注意を引きつけられる他、色や大きさに変化を加えれば、そこがリンクボタンであることを主張することもできるため、ユーザビリティの向上にも繋がります。
さらに、WEBサイトの場合、PCやスマートフォンなどWEBサイトを見る媒体によってデザインの見た目が変化することも想定したデザイン制作が求められます(レスポンシブデザイン)。
WEBサイトを制作する際は、印刷物のデザインで大切な視線の動きやジャンプ率の調整に加えて、サイト内の動きや媒体ごとの見え方の変化も意識して作ることが大切です。
最後に
ガリバーでは、DMなどの印刷物のデザインはもちろん、WEBサイトのデザインまでさまざまな実績がございます。
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