今回は、圧着DMと封筒DMのイイトコ取りをし、全日本DM大賞2019に入選した食品通販(BtoC)のDMを紹介させていただきます。
圧着DMと封筒DMってどっちがいいの?
商談の場で必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
弊社実績では圧着DMが7割程度を占めておりますが、DMのターゲットや訴求内容、商材によってオススメできるDMの形は異なりますので、まずは詳細をヒアリングさせていただき、過去の成功事例などから最適解をご提案させていただきます。
今回ご紹介するDMは冒頭にも書きましたとおり「圧着」と「封筒」のイイトコ取りをした事例となります。
基本情報

【応募タイトル】老舗の味をご自宅で。「暖簾」がめくれる開封D
【広告主】ちば醤油株式会社 様
【目的】お歳暮・お中元ギフトの購入
【仕様】オリジナル形状の封筒DM
【サイズ】特寸サイズ
【封入物1】注文者(A4/2つ折りリーフレット)
【封入物2】カタログ(A4/2つ折りリーフレット)
【封入物3】返信用封筒
老舗感を演出する暖簾のギミック
ちば醤油様は、創業165年(2019年当時)を迎える醤油醸造及び加工調味料の製造・販売を行う老舗です。
DMにも“老舗感”を演出すべく、和のタッチで描かれた女将さんのイラストをメインビジュアルにし、“暖簾(のれん)”を封筒を開ける際のギミックとしました。
“売り感”を抑える為に、暖簾の裏には「いらっしゃいませ」から始まる挨拶文を掲載し、“届いたDMでありながら、店舗へ訪れた”ようなイメージを抱ける工夫がされています。
開けにくいというイメージを払拭した新しい封筒
封筒の中には、季節限定の商品や定番商品を掲載したリーフレット、ご自宅用にも贈答用にもお使いいただける注文用紙、返信用封筒を封入し発送しました。
封筒=開けにくいと思われる方も多いかと思いますが、圧着DMで使われるぺりぺりと剥がせる糊を使って封緘しているので、ハサミなどを使わず簡単に開けることができます。
DM大賞入選の決め手
具体的な数値は非公開とさせていただきますが、DMの反響も上々で一部の商品が品切れになるほどの注文を獲得いたしました。
思わず開けたくなる形や優しいタッチのイラストなどでちば醤油様の老舗感やあたたかみが伝わり、お客様の“開封欲”を高められた点、圧着DMの特徴である「すぐに開封でき、行動に移させる」点、封筒DMの特徴である「複数の印刷物を封入できる」点がうまく繋がったことが、全日本DM大賞2019への入選及び高レスポンスに至った理由だと考えます。
開けたいと思わせる表現やクリエイティブと、すぐに開けられる工夫が必要だと再認識できる事例でした。
最後に
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
この記事の詳細やDMサンプル、成功事例などお気軽にお問い合わせください。