近年、ビジネスにおいて顧客体験の向上というテーマは非常に重要視され、マーケティング手法の一つとして「パッケージセル」が注目を集めています。
一般的により認知度が高い「クロスセル」と混同されがちなパッケージセルについて、クロスセルとの違い、そしてDMでの活用法について解説していきます。
パッケージセルとは
パッケージセルは、関連性の高い複数の商品やサービスをセットにして販売する手法を指します。
この方法の最大の特徴は、顧客のニーズや問題解決を1つのパッケージとして提供することにより、購入意欲を促進する点にあります。
また、顧客にとっても複数の商品やサービスを一度に手に入れることができるため、便利であるというメリットがあります。
クロスセルとの違い
一方、クロスセルは、顧客が興味を持っている商品やサービスに加えて、関連する別の商品やサービスを推薦し販売する手法です。
こちらは、顧客が本来の目的である商品を選ぶ過程で、追加の商品やサービスを購入することを促すアプローチです。
パッケージセルがセット販売に重点を置いているのに対し、クロスセルは個別の商品やサービスを追加する形で顧客の購買を促します。
DMでの活用法
DMを活用したパッケージセルの推進にはいくつかのポイントがあります。
まずは顧客の購買履歴や関心があった商品を分析し、その顧客にとって魅力的なパッケージを設計することが重要です。
例えば、旅行好きな顧客に向けて、旅行必需品や地図、ガイドブックなどを含んだトラベルパッケージを提案することなどが挙げられます。
次に、DMを通じてそのパッケージの価値を明確に伝える必要があります。
顧客がなぜこのパッケージが自分にとって有益なのか、どのような問題を解決してくれるのかを理解できるようにすることがポイントです。
さらに、限定オファーを加えることで購買意欲を高めることも効果的です。
DMでパッケージを購入する際の特典や割引、追加サービスなどを提示することで、顧客の行動を促すことができます。
パッケージセルの注意点
パッケージセルで注意すべきなのは、顧客にとって魅力的で、顧客が納得でき、顧客が選択できるパッケージになっているかという点です。
顧客が望む商品を手に入れるために、必要のない商品も買わなければならない状況を作ってしまうと抱き合わせ販売となり、独占禁止法違反となります。
例えば、人気商品と売れ残りの不人気商品をセットで販売するなどです。
パッケージセルは、適切な活用により、顧客の満足度と成果を同時に高めることが可能です。
ガリバーでは顧客ごとに異なる商品をバリアブル印刷でレコメンドする事が可能です。パッケージセルやバリアブル印刷に関するご質問などがございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後に
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
この記事の詳細やDMサンプル、成功事例などお気軽にお問い合わせください。