今回は、キャッチコピーを考案する際に活用できるバーナム効果についてご紹介します。
バーナム効果とは
心理学の概念であるこの効果は、誰にでも当てはまる一般的な記述が自分にだけ当てはまるかのように感じる現象を指します。
マーケティングや広告の分野では、この効果をキャッチコピーで上手く活用することが、商品やサービスへの強い関心を引き出す重要な手段になります。
バーナム効果を活用したキャッチコピーの魅力
キャッチコピーは、消費者の注意を引き、興味を喚起し、行動を促すための短くも力強いメッセージです。
バーナム効果を利用したキャッチコピーは、広い範囲のお客様に共感を呼び、それぞれにパーソナライズされたメッセージのように感じられます。
このアプローチはDMを受け取った消費者が自身と関連づけしやすく、自分ごと化しやすいため、ブランドへの好感度や信頼性を高め、最終的には購買意欲の向上に繋がります。
バーナム効果を用いたキャッチコピーの作成方法
①汎用性のある言葉を選ぶ
できるだけ多くの人々が自分事として捉えられるような、汎用性の高い表現を選びます。
②感情に訴えかける
購買行動は感情に大きく左右されるため、共感や憧れ、安心感のような正の感情を喚起する文言を取り入れることが重要です。
③簡潔さを保つ
キャッチコピーは短くてインパクトがあり、記憶に残るものであるべきです。そのため、できる限りシンプルで直接的な文言を選びましょう。
バナーム効果を活用したキャッチコピー例
・あなたの○○○○なお悩みを解決します
・苦手な朝が得意になる
・今の保険に満足していますか?
・そろそろ買い替え時…と思ったら!
・今からでも遅くない!
一見シンプルなキャッチコピーですが、消費者が抱える悩みを解決するサービスの告知であることを伝えることができます。
これらのキャッチコピーに共通するポイントはメリットではなく、ベネフィットで考えることです。
メリットとベネフィットの違いについては野菜を例にすると下記のようなイメージです。
●メリット:糖度が高く、甘くておいしい野菜です。
●ベネフィット:野菜が苦手な方でもおいしく食べられます。
最後に
バーナム効果を効果的に用いたキャッチコピーは、消費者の心を掴み、製品やサービスへの関心を高める強力な要素となります。
オンデマンド印刷で個々の消費者に対してパーソナライズされたメッセージを訴求できない方はバーナム効果を意識したキャッチコピーを準備することをオススメします。
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