2024年2月より新たにクロネコゆうメールが開始されました。
今回は、クロネコゆうメールについてデザインやサイズ等の仕様に、発送のルールも交えてご紹介します。
クロネコゆうメールとは?
クロネコゆうメールは、ヤマト運輸と日本郵便が連携し展開する配送サービスです。
これまでヤマト運輸で展開していたクロネコDM便が2024年1月いっぱいでサービスを終了し、新たにクロネコゆうメールがサービス開始となりました。
クロネコゆうメールとクロネコDM便の違いは配送方法です。
クロネコDM便はヤマト運輸が集荷から配送まで一貫して行っていましたが、クロネコゆうメールはヤマト運輸が発送物を集荷し、日本郵便に引き渡し、日本郵便の配送網を活用して荷物を配送します。
(補足)ヤマト運輸の直営店に発送物を持ち込んで発送依頼を行うことも可能です。またクロネコゆうメールの発送依頼ができるのは契約した法人や各団体・個人事業主のみとなっているので注意が必要です。
クロネコゆうメールのデザインルール
クロネコゆうメールには、独自のデザインルールがあります。
宛名や発送に関する情報について、以下の要点に沿ってご紹介します。
①料金後納マークはゆうメールと同じ
クロネコゆうメールは、ゆうメールと同様の料金後納マークを表記します。
このため、マークのサイズや表記位置、デザインのルールはゆうメールと同一になります。
②クロネコゆうメールの表記を入れる
料金後納マークの真下に“クロネコゆうメール”と表記します。
クロネコゆうメールもゆうメール同様、郵便ではないのでマーク内に郵便と記載することはできません。
③差出人と返還先はヤマト運輸名義とする
[差出人・返還先]の表記はどちらもヤマト運輸名義となります。
返還先情報の記載位置は料金後納マークとクロネコゆうメール表記の真下になります。また、返還先情報は必ず罫線で囲う必要があります。
一方、差出人情報は記載位置に指定はありませんが、罫線で囲ってはいけないという決まりがあり、文字サイズは5ポイント以上で記載することが条件となります。
④バーコードは2種類印字される
クロネコゆうメールでは、ヤマト運輸指定のバーコードを2種類印字します。そのため、デザインを作成する際は、宛名スペースを広めに確保した方が良いでしょう。
印字する文字量によって宛名スペースに必要なサイズも変動するため、デザイン制作の段階で事前に確認をとりましょう。
⑤宛名や発送に関する情報は全て同じ面に記載する
「料金後納マーク」「クロネコゆうメール表記」「差出人情報」「返還先情報」「ヤマト運輸指定のバーコード」と「宛名情報(郵便番号・住所・氏名)」は全て同じ面に記載する必要があります。
ゆうメールのように差出人と返還先の情報をうら面に記載したり、バーコードをうら面や中面に移動させることはできません。
クロネコゆうメールのサイズや発送ルール
ここまでクロネコゆうメール独自のデザインルールについてご紹介しましたが、サイズや発送ルールについてもあわせてご紹介します。
サイズの上限はゆうメールと異なる
クロネコゆうメールの最大サイズは、長辺340mm以内、短辺250mm以内、厚さ20mm以内、重さ1kg以内で、ゆうメールよりも厚さが10mm薄くなっています。
最小サイズは、長辺140mm以上、短辺90mm以上で、ゆうメールと同一になります。
配送期間はゆうメールと同じ
クロネコゆうメールの配送作業は日本郵便の局員が行うため、配送日はゆうメール同様平日のみとなります。
また、配送にかかる日数の目安は集荷後3日目以降7日間程度、配送先が遠方などの場合更に数日~1週間程度を要します。サービスが終了したクロネコDM便と比較すると1日以上日数を要します。
さらに、クロネコDM便では可能だった配送中の荷物の問い合わせ(追跡)が、クロネコゆうメールではできない点にも注意が必要です。
クロネコゆうメールでは信書が送れない
ゆうメール同様、クロネコゆうメールでも信書を発送することはできません。
デザインを企画制作する際は、信書に該当していないか注意して進めましょう。
クロネコゆうメールは、ヤマト運輸がこれまで展開していたクロネコDM便だけでなく、ゆうメールとも運用方法やルールが異なります。クロネコゆうメールでの発送を検討されている方は本コラムを参考にしていただければと思います。
これからDMを検討されている方、DMの発送方法の変更を検討している方、本コラムの内容や気になる点などがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後に
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
この記事の詳細やDMサンプル、成功事例などお気軽にお問い合わせください。