暑い日が続いています。日本気象協会の調べでは、夏の暑さで体調を崩した経験がある方は約60%を超えるそうです。
ガリバーでは“健康を気遣い壮健に過ごして欲しいとの願いを届ける夏の挨拶”として、暑中見舞いをお客様へ発送しております。
暑中見舞いは江戸時代よりも昔から文化としてあったようですが、明治初期の郵便制度の発達とともに根付いたそうです。
暑中見舞いのテーマ
ガリバーでは暑中見舞いを作る際にテーマを1つ決めています。
作年は「夏野菜」をテーマとし、夏野菜の持つ栄養素を遊びながら学べるゲームを用意しました。
今年は「金魚すくい」「縁日」をテーマとして作成しました。
このテーマは新入社員研修にて、長引くコロナで縁日やお祭りに行けなかったという新入社員の経験から、暑中見舞いを通じて少しでも楽しんでもらいたいという“疑似体験”という付加価値で考え企画しました。
祭りや縁日の屋台をイメージしたデザイン
デザインはこちらです。
▲おもて面は右側に宛名と弊社(差出人)の情報となっており、左側はセンターに金魚が描かれた大きな提灯、その左右には屋台が並ぶ縁日の風景がメインビジュアルとなっています。
▲うら面は金魚すくいの屋台を上からみたようなデザインとなっており、黄色いポイの上には金魚がデザインされております。ポイの周りには『○○○○様 暑中見舞い申し上げます』といったテキストがバリアブルで印刷されております。
トレーシングペーパーでDMに透け感を演出
このコラムのサムネイルにある通り、今回はトレーシングペーパーを使用しました。
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、おもて面の提灯に描かれた金魚はうら面のポイに乗った金魚が透けたものとなっています。
画像データではわかりづらいかと思いますので、トレーシングペーパーで印刷した実物と弊社の圧着DMで使われる事の多いニューVマットに印刷したもので比較してみます。
背景の木目のせいもあり、色の見え方が違う事くらいしかわかりません…。
続いて『ガリバーのダイレクトメール』と書かれた紙の上に置いてみます。
ポイの中が透けていることでポイの質感、水の透明感、提灯の半透明感が表現できており、より涼し気なDMに見えます。
トレーシングペーパー特有の少しひんやり、サラサラとした手触りも涼し気な印象を高めることに繋がりました。
遊び心を忘れないコミュニケーションツール
もちろん紙選びやポイの透け感などの表現だけではなく、 お客様とのコミュニケーションに繋げるポイントが3つあります。
1つ目は、おもて面に並ぶ屋台の中に弊社の商材である“ダイレクトメールの屋台”がある事。
この屋台に陳列されているDMは実際に弊社のサンプルとなっています。ダイレクトメールと屋台に書かれている事に気付く方は多いと思いますが、ガリバーのサンプルが陳列していることに気付く方は真のガリラー(類語:マヨラー)だと思います。
2つ目は、うら面のポイの取っ手に書かれた“ここをつまむ”という文字。
実際に「ここをつまむってどうなるの?」といったお問い合わせを数多くいただきました。
この部分を持つと…
ポイを持っている(金魚すくいをやっている)ように見える!!
実際に手で持つDMだからこその仕掛けです。ポイも実寸でデザインしています。
おもて面の金魚すくいの屋台の店主が手渡ししているポイを、DMを手にした方が受け取るといったストーリーとなっています。
3つ目は、WEBコンテンツの「実戦で使える金魚すくいの技」。
刀の代わりにポイを持った侍や、軍配の代わりにポイを持った武将など、今回の暑中見舞いのために描き起こしたキャラクターが金魚すくいの技を紹介します。
技は9つあり、それぞれ基本技から応用技まで、初心者でも上級者でも楽しめるようになっておりますのでお祭りや縁日に行った際は是非お試しください。
暑中見舞いを受け取った方の特設サイトへのアクセス率は発送から1週間で15%を記録し、翌年の夏にもアクセスがありました。
郵便局やコンビニなどで購入できる既製品ではなく完全オリジナルという点もありますが、WEBへの高い流入率と、お客様とのコミュニケーションに繋がる点からガリバーでは暑中見舞いは立派な販促ツールとなっております。
“お客様に楽しんでもらいたいという思い”以上に“暑中見舞い作りに本気で熱中している”からここまで反響があるのかもしれません。
コミュニケーションをポイントとした送るだけではない暑中見舞い。一度ご相談いただければ幸いです。
まだまだ暑い日が続きそうですので、皆さまも熱中症にはお気を付けください。
最後に
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
この記事の詳細やDMサンプル、成功事例などお気軽にお問い合わせください。