今回は、レスポンスツールと深い関わりがある料金受取人払についてご紹介します。
料金受取人払について
料金受取人払とは、日本郵便が提供する封筒やはがきなどの郵送料金を受取人が支払う制度です。
DMなどに同封されるレスポンスツールなど、ユーザーからの返信を求める際に料金受取人払を利用することで、ユーザー側に郵送料金を支払わせることや、封筒やはがきに事前に切手を貼ることなく返信を求めることができます。
また、支払いも料金受取人払を利用して送られた封筒やはがきの通数分のみのため、コスト面を考慮しても利用しやすい制度となっています。
料金受取人払の手数料には違いがある
料金受取人払は、郵送料金に加え、支払い方法と配達先により異なる手数料が発生します。

支払い方法は、その場で郵送料金を支払う都度払いと、1か月単位での一括払いができる料金後納の2種類があります。
配達先は、受取人がいる住所に直接届く方法と、郵便私書箱と呼ばれる郵便局に設置された受け取りロッカー宛てに届く方法の2種類があります。
料金受取人払を利用するための条件
料金受取人払を利用するには、一定の条件を満たさなければなりません。
事前の申請・承認を得る
事前に料金受取人払を取り扱う特定の郵便局からの承認を得なければなりません。
申請時には、申請用紙と合わせて料金受取人払で使用する封筒やはがきの見本を郵便局に提出しなければなりません。(見本は校正刷りでもOKです)
申請から承認までは数日かかることもあるため、ゆとりを持ったデザイン制作期間を取ることが大切です。
料金受取人払の表示を入れる
料金受取人払で使用する封筒やはがきには、必ず料金受取人払郵便であることを示す表示をしなければなりません。

表示にはサイズの指定もあります。
枠線の大きさは、縦22.5mm×横18.5mm、枠線の太さは0.5mm以上です。料金後納の場合、この枠の内側にもう一枠追加する必要があります。
枠線の中には承認を得た郵便局名と承認番号を記載します。承認番号は12ポイント以上での記載と決められています。
枠線の上には「料金受取人払郵便」の記載を入れます。ただし、郵便での発送でない場合(ゆうパケットなど)は「料金受取人払」と表記します。
枠線の上の3本の横線は、幅20mm、各線の中心部の間隔は2mm、線の太さは1mm~1.2mmと決められています。
料金受取人払の表示と郵便番号枠との間は5mm以上開けなければなりません。
表示は黒、もしくは青や緑で印刷します。

サイズにも条件がある
料金受取人払で使用する封筒またははがきは、それぞれ郵便の規定サイズに則った大きさで用意する必要があります。
配布枚数には下限がある
料金受取人払を利用するには、料金受取人払の対象となる封筒やはがきを最低100枚以上配布しなければなりません。
料金受取人払には有効期間がある
料金受取人払は申請時に有効期間を指定する必要があり、最大2年までの指定が可能です。
もし、有効期間を過ぎてしまった場合は、切手などを貼ることで送ることは可能です。もしくは、受取人側で郵便局に再申請をすることで有効期間を延ばすことができます。
最後に
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