今回のコラムでは、印刷やDMにまつわる専門用語を皆さんにご紹介します。
第5弾は[印字/郵便編]です。
あ行
宛名シール/宛名ラベル
宛名を印字したシールです。個人でも簡単に作ることができるので、小ロットのDMにも最適です。
受取拒否
届いた郵便物を差出人に返還する手段です。
受取拒否をしたい郵便物に①「受取拒絶」の文言、②受け取りを拒否した方の押印もしくは署名を入れて、郵便局窓口に持ち込むかポストに投函することで差出人に向けて返送することができます。 開封後は受取拒否をすることはできません。
こちらは普通郵便物・ゆうメールなどの郵便局の配達サービスに限ります。ヤマト運輸のサービスであるクロネコゆうメールなどの民間配送業者では返還方法が異なりますので各社が定める返還方法をご確認ください。
往復はがき
返信用のはがきが付いたはがきDMです。投函する際は返信分を含むはがき2枚分の郵送料が必要です。
(郵便局で往復はがきを買うか、85円分の切手を往信・返信それぞれに貼る)
郵便局へ料金受取人払承認請求書を提出する事で、返信のあった通数分の料金および手数料を支払うことが可能です。
この場合、返信はがきへの切手貼付は不要です。
か行
加工後印字
圧着等の加工を終えたDMに宛名を印字することです。
加工前印字
圧着等の加工を行う前のDMに宛名を印字することです。
加工前に印字を行うことで、加工後に隠れる位置にもバリアブル情報を印字することができます。
カスタマバーコード
郵便物の郵便番号をバーコード化したものです。
郵便局にある自動区分機はこのバーコードを使って仕分けを行うので作業の効率化ができます。
そのため、バーコードを入れて郵便局に差出を行った場合はバーコード付郵便物割引を受けることができます。
還付先/返還先
DMが不着もしくは返送された際に届けられる住所を記したものです。
通常は差出人の住所宛てに戻されますが、戻し先を差出人の住所と異なる場所に戻したい時は、還付先を別途記載する必要があります。
ゆうメールでDMを発送する際も還付先の表記が必須となります。
消印
切手やはがきなどに使用済みとして、再利用できないように押されるスタンプを指します。
消印には郵便局が郵便物を受け付けた日時が記されています。
広告郵便割引
郵便割引の一種です。広告を目的とした内容の郵便物を2,000通以上送る際に適用されます。
この割引を受けるには事前にデザインを郵便局へ申請し承認を得なければなりません。
掲載内容が広告でないものや、広告情報が少ない場合など、承認が得られないケースがあります。
また、最低でも3日以上の送達余裕を設ける必要があります。(特割・特特割)
さ行
差出人
郵便物などを発送した人、もしくは発送した団体を指します。
手紙を送る際に自分の住所や氏名を記載するのと同様に、企業からの郵便物にも必ず住所や企業名といった差出人の情報を記載する必要があります。
信書
特定の受取人に差し出す内容を含んだ文書のことです。
例えば「お誕生日おめでとう」や「いつもご利用いただき…」といった、受け取る方を限定する文言に加え、受け取る方を限定するデザインやイラストなども該当します。(宛名を除く)
た行
地域区分局
管轄地域の郵便物を集約して、各配達局および地域ごとに集められた郵便物を仕分けする大型の郵便局です。
投函された郵便物の遠方配送のための仕分けからトラック等による発送手配も行っています。
地域区分局で仕分けされた郵便物はそれぞれの地域ごとの配達局に届けられたのちに配達されていきます。
DPP
Data Processing Printの略称で、お客様よりお預かりした宛名情報を精査し印刷を行うサービスです。
厳重な管理体制のもと、個人情報である宛名情報の重複不備のチェック、印字レイアウトの加工等を行います。
その後、専用の印字機やオンデマンドプリンターを用いてバリアブルな情報の印刷を行っています。
転送
旧住所宛てに送られた郵便物を新しい転居先に届けてもらえるサービスです。
転送を受けるには転居時に郵便局へ転居届を提出する必要があります。
届け出から1年間、旧住所宛ての郵便物は新しい住所へと転送してもらえます。
特割・特特割
一定日数の送達余裕を設けることで広告郵便割引率や区分割引率を引き上げることができる特別割引です。
特割の場合は通常の送達日数(約1~2日)に加えて3日程度の送達余裕を設け、特特割の場合は7日程度の送達余裕を設けます。
は行
バーコード付郵便物割引
郵便割引の一種です。
定形郵便やはがきを1,000通以上送る際、郵便番号をバーコード化したカスタマバーコードを印字して郵便局に持ち込むことで適応されます。
バックメール
返送されてきた郵便物の別称です。返送される理由は、住所不備や転居、受取拒否などさまざまです。
バルク分け/郵便番号区分
郵便番号ごとに郵便物を仕分けして結束をする作業です。
投函する前に差出人がバルク分けを行って郵便局に持ち込みをすると通数によって割引を受けることができます。
PP封筒/PP袋/OPP
ポリプロピレン封筒などの樹脂素材の封筒です。水に強く耐久性も高いことが特徴です。
不着率
一度に送ったDMの内、宛先に届かなかったDMの割合です。
不着となったDMはバックメールとして返送されます。
ポスティング
広告物を各家庭や企業の郵便受けに直接投函する作業です。
ま行
メール・オーダー
郵送で商品の注文や申し込みを行う方法です。
ガリバーでも返信用のはがきや封筒を同封したDMを数多く取り扱っています。
目隠しシール
主にメール・オーダーなど、記入いただた個人情報を外部から保護するためのシールです。
貼り直しができないものや、より透けにくい素材の物など複数種類があります。
や行
郵便区内特別郵便物割引
郵便割引の一種です。同じ差出人から同時に100通以上を投函、かつ全ての郵便物が差出郵便局の配達区域内である場合にのみ適用されます。
エリアごとに絞り込みが行える郵便物を送る際にオススメです。ただし、該当の郵便局に直接持ち込むことが条件となります。
郵便私書箱
郵便局内に設置された専用の受け取り箱で郵便物を受け取ることができる無料のサービスです。
利用するには事前に希望の郵便局に空き状況を確認して申請を行う必要があります。
返信ツールを私書箱宛てにしておくことで料金受取人払の手数料が通常の配達よりも8円ほど割引となります。
特に自営業など自宅と職場が同一の住所の方で仕事と個人で郵便物を仕分けして管理したい人にオススメです。
ら行
料金受取人払
返信のあった通数分の発送料金支払うサービスです。
事前に郵便局より承認を得る他、返信ツールにバーコードや承認番号などの表示が必要となります。
また、原則100通以上の配布が必要となり、返信通数×19円~34円の手数料がかかります。
有効期限は2年以内となります。
料金後納郵便
切手を貼らずに郵便物を投函する方法の1つです。
月間50通以上の投函を条件として、1か月の内に投函した郵便料金を月ごとにまとめて支払うことができます。
この投函方法を行うためには事前に郵便局に申請を行う必要があります。
後納郵便を送る際は、専用の郵便マークをDM内に入れる必要があります。
料金別納郵便
切手を貼らずに郵便物を投函する方法の1つです。
原則10通以上の郵便物をまとめて送る際に1回で投函した郵便料金をまとめて支払うことができます。
別納郵便を送る際は、専用の郵便マークをDM内に入れる必要があります。
利用者区分割引
郵便割引の一種です。郵便番号ごとに区分した2,000通以上の郵便物を一度に郵便局へ持ち込んだ場合に適応されます。
広告郵便割引が受けられない、郵便物を割引で送る際にオススメです。
わ行
割符
郵便番号ごとに区分して結束した束に添付する紙札です。
割符には結束された郵便物の束ごとの郵便番号と通数が記載されています。
また、適応する割引によって表記や色が異なり、送達余裕のない割引の場合は白の割符、送達余裕3日の特割の場合は「特割」と書かれた茶色い割符、送達余裕7日の特特割の場合は「特特」と書かれた緑の割符を添付します。
最後に
郵便に関する詳細についてコラム009にてご紹介しています。
ガリバーはDMの印刷・発送にとどまらず企画からお客様を全面サポートしています。
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